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言霊 日本語の謎

五十音の言霊「ア」は、欠伸(あくび)を示し、生理的「感情」を意味する。赤ちゃんは泣き声で思いを知らせる。自己を表現する最初の行動が「感情」だ。

50音の始まり「ア」段を神道の禊祓(みそぎはら)いは、「上つ瀬」は瀬速し。性急すぎ汚れを落とし切れないと云う。一体どんな流れだろう。
「ア」の言霊は、サンスクリットの「アカーシャ(原物質)」が媒体する。「アカシック・レコード」(情報記録層)にアクセスして、情報を引き出すと考えた。鬼門の位置の丑寅(うしとら)の金神(こんじん)で、この神は何よりも、おっかない。宗教の基本はこの神をどの様に手なずけ生きるかを考える。この神さまに睨まれると誰でもイチコロと云う。
キリスト教は、「イエスは昇天し、神の右の座に付いた。」と語られる。イスラム教は、「アラーの神」で、仏教は「阿弥陀仏(あみだぶつ)」と云う。この阿弥陀仏の住まわれる極楽浄土を説く教典を略して「弥陀経」と呼ぶ。身に降りる仏の意味で感情は素直な過去世の神の姿だ。この心の解(ほど)ける姿が、曲者(くせもの)で悪魔と呼ぶのもこの部分だ。「悪」は悪性・逆(さが)の事。過去世・現世の宿業で、宿業退治(解脱)が仏教の本願だ。密教は「阿字観(あじかん)」と呼び、「己の心を覗け」と修行の行法に取り入れた。真言は「胎蔵曼荼羅」・「金剛曼荼羅」の言霊百神を取り入れた。全体の五十音(実体)と運用五十の言霊百音を考える。心の始まる気持ちの門を、「鬼門」(ア)と呼び、心を明かす御本尊の「大日如来」の密教は、太陽信仰に重きを置く。「月」に重点を置くのが浄土教で、禅なら「指月の指」で、言霊(神の実体)に概念的、神・仏のレッテルを貼り付けた。月輪(げちりん)と呼び心を整理して、鬼門に七五三縄(しめなわ)を張り結界で区別した。内と外を区別して交わらない様に保ち、「胎蔵界」・「金剛界」で、胎蔵界の赤ちゃんを金剛界へ組み替える。阿字観行法は、神の純粋主観(胎蔵界)から離れ「我(われ)」の客観(金剛界)へ辿り着く。この主観・客観を掴み「自我」の暴走を食い止める。自我は我田引水の「我、善し」の自分中心の考え。桃太郎の「鬼退治」は「宝 音図」の「ア」を中心に心を動かし、鬼が宝を没収される。思いを補佐する感情を退治する。「白(しろ)」と書き百に横一足りない「九九」と読ませた。白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)を別名、菊理媛神(くくりひめのかみ)で、感情を沈静化させ禊払う神さまだ。禊祓いの赤ちゃん(ア)は「神童」で、バプテスマのイエス・阿波岐原のイザナギさまを示すと云う。僕たちはどうだろう。