学校教育で学べない「日本の金融リテラシーの低さ」
こんばんはほんだです〜
皆さんは社会人になるまで金融、お金の勉強をすることなく生活をしているとおもいます。
なぜ今になって金融リテラシーが必要なのかというと。
日本は資本主義社会で労働と資本から成り立ってるからです。
最初に本題を入る前に皆さんに5問クイズです!
良ければ気軽にやってみてください。
Q1.家計の行動に関する次の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか。
①家計簿などで収支を管理する。
②本当に必要か、収入はあるかなどで考えたうえで、支出をするかどうかを判断する。
③収入のうち、一定額を天引きにするなどの方法により、貯蓄を行う。
④支払いを遅らせるため、クレジットカードの分割払いを多用する。
Q2.一般に「人生の3大費用」といえば、何を指すでしょうか。
①一生涯の生活費、子の教育費、医療費
② 子の教育費、住宅購入費、老後の生活費
③ 住宅購入費、医療費、親の介護費
Q3.金利が上がっていくときに、資金の運用(預金等)、借入れについて適切な対応はどれでしょう。
Q4.10万円の借入れがあり、借入金利は複利で年率20%です。返済をしないと、この金利では、何年で残高は倍になるでしょうか。
① 2年未満
② 2年以上5年未満
③ 5年以上10年未満
④ 10年以上
Q5.金融商品の契約についてトラブルが発生した際に利用する相談窓口や制度として、適切でないものはどれでしょうか。
① 消費生活センター
② 金融ADR制度
③ 格付会社
④ 弁護士
答えはこちらです。
Q1.④支払いを遅らせるため、クレジットカードの分割払いを多用する。
Q2.②子の教育費、住宅購入費、老後の生活費
Q4.②2年以上5年未満
Q5.③格付会社
です。
皆さんは何問正解出来ましたか?
こちらの問題は金融広報中央委員会のHPにある「金融リテラシークイズ」です。詳細な回答やデータを見たい方は飛んでみてください。
金融リテラシー調査|知るぽると
ちなみに日本全国の平均点は52.6点。
設問毎の正解率はQ1:55.2 % Q2:47.4 % Q3:46.0 % Q4:42.0 % Q5:72.2 %
正直全問わからないとヤバイと思います。わからない人は生活に困る人が多いかと思われます。日本はアメリカやヨーロッパなどに比べるとマネーリテラシーが低いとされています。
そもそもマネーリテラシーとは?
一言で表すと「お金に関する知識や情報を正しく理解し判断できる能力」です。*リテラシー(Literacy)とは読み解く能力のこと。
わかりやすく言うなら「生きていくうえでお金に困らないようにする能力」だと私は定義しています。上記のクイズのように金融リテラシーなどと言われていることもあります。
コロナの不景気で仕事がなくなりお金に困っている。今は大丈夫だけど、将来や老後が心配という方はいると思います。ではなぜ日本人はマネーリテラシーが高くないのか。説明していきます。
日本人のマネーリテラシーが低い理由は、学ぶ機会や文化がなかったから。
学校ではもちろん、両親などの大人は子供に対してお金に関する話はむしろタブーとされ、家庭の財布事情など雰囲気で感じ取るしかなかった。さらに日本における「お金」はいやらしいものとされ、「借金」は悪だとされ、「投資」は危ないものだとされた。
こうして日本は「お金」について学ぶ機会もなく、さらに良くない考え方や文化まで蔓延していた。
では、今までなぜマネーリテラシーを学ぶ機会や文化がなかったのか。なぜ今まで問題にならなかったのか。その背景や日本の歴史から説明していきます。
それはマネーリテラシーを知らなくても困らず生きてこれたからです。
約30年前は8%前後の定期預金もあったようで、下手な資産運用するより貯金してた方が安全(元本保証)で確実に数%利子ついて元金が増えていた時代です。
普通預金でも1~3%あったようです。1年間100万銀行口座に預けているだけで1万も増えたのです。
もちろん当時はバブルということもありあらゆる物の値段が上がるインフレだったので単純に貯金が今より稼げたわけではないですが、日本での貯金神話があるのはここからきているのかと思います。
また、好景気ですので給料も上がっており仕事を頑張って貯金をしていれば大丈夫な時代でした。
さらには企業からの退職金や年金も手厚く保障されていたので将来に対して不安などなく、目の前の仕事だけこなして定年を迎えればよかったのです。
預金に高い利子が付くと反対に借金すると重たい利子を払うことになります。
バブルがはじけたことで高金利で借金していたのが払えなくなり倒産ラッシュの末、バブル後「借金」は悪「投資」は危ないという文化が根付いたと言います。
*諸説あります。
こうして借金は良くないもので、仕事を頑張りコツコツ貯金していれば、国(年金)や企業(退職金・企業年金)で将来ゆっくり過ごせるという愚かな文化や常識が出来上がりました。
一方現在では普通預金で0.001%の時代です。さらに不景気ということで、給料も増えなければ増税ラッシュ。
今まで通り預金だけに頼っていくだけでは難しい時代に来ているのです。
さらに、年金2,000万問題や日本的経営(年功序列、終身雇用、企業別労働組合)の弊害から退職金の減少で将来への不安は増えるばかり。
そこで皆さんは気付くのです。自分でどうにかしなければならないと。
しかし皆さんこう思いますよね。何から始めて良いかわからない。
ここでようやく私(日本人)はマネーリテラシーが低すぎると気づくのです。
・給料から引かれている税金等が何に使われているのかわからない。そもそもいくら引かれているのか答えれない。
・親の勧めで入った保険の内容を良く知らない。・株式会社に勤めているのに、株式会社を理解していない。
・貯金は安全だと思っている。
・夢のマイホームがほしいのに、不動産について知識がない。
・将来が不安だか、いくら必要でいくら保証されているのかわからない。
上記の質問に答えられますか。
ここらへんの質問に回答できる方はしっかり学んでおり、対策はしているはずです。
そのため将来に対して不安や恐怖などはないかと思われます。
将来の不安や恐怖はどうなるかわからないから来る感情です。
そのため知識があり対策している人は、不安や恐怖に支配されることはありません
。この先の将来はどうなるか誰もわかりません。出来ることは一つです。
準備すること。
日々情報取集や勉強し、知識を蓄え行動する。行動して失敗したらやり直す。
出来なかった事を出来るようにして、日々変化に対応していくのです。
私はマネーリテラシーを
「生きていくうえでお金に困らないようにする能力」
と定義しています。
知識があっても生きてはいけません。
必ず知識を生かして行動しなければなりません。
ですので、「生きていくうえでお金に関する必要な知識を付け、行動できる能力」とも言い換えれます。
知っているだけでは意味ないですから。
しかし一歩目は知識という武器を身につけましょう。
いきなり戦場に行っても死ぬ確率が高いですから。とりあえずおすすめの本はベタベタですが、「金持ち父さん 貧乏父さん」です。自分はこの本から始まりました。特にサラリーマンの方はその下のクワドラントも読んでほしいです
特におすすめはお金持ちになれる黄金の羽根の拾い方です。
ぜひ参考に