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4P分析 マーケティングに必須

こんばんはほんだです〜!!


4Pとは、マーケティング戦略の立案・実行プロセスの1つである、マーケティング・ミックスに関連する要素であり、
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Product(プロダクト:製品)
Price(プライス:価格)
Place(プレイス:流通)
Promotion(プロモーション:販売促進)
の頭文字をとってまとめられるものです。

マーケティング戦略の立案・実行のプロセスは、以下の6ステップとされます。

マーケティング環境分析と市場機会の発見
セグメンテーション(市場細分化)
ターゲティング(市場の絞り込み)
ポジショニング
マーケティング・ミックス(4P)


まず市場(環境)における自社の強み弱みを把握し、次に自社の立ち位置を決定します。1についてはSWOT分析や3C分析などを、STP分析などが利用されます。そのうえで、「どのような製品をどのくらいの価格でどういう経路で市場に送り出すのか」、「どのようにターゲット層に情報を届けるのか」という戦略を詳細に検討します。その際に利用されるフレームワークマーケティング・ミックスであり、「4P」なのです。


【基本】STP分析とは?事例と実施のポイント
4P分析における4つのP
Product(プロダクト:製品)
・Price(プライス:価格)
・Place(プレイス:流通)
・Promotion(プロモーション:販売促進)
それぞれのポイントを解説します。すでにご存知の方は、本項は飛ばしていただいても構いません。

Product(プロダクト:製品)
企業の利益の源泉となる製品を考えます。品質・デザイン・ブランド名・パッケージ・サービス・保証までを含めて製品と考えますが、その根本には、「製品を通して顧客ニーズをどう満たすか」「製品を通して提供できるメリットは何か」という観点があります。

そのうえで、自社の製品を既存の市場の中でどう位置付けるかも重要になり、これには次項の価格も大きく関わってきます。

Price(プライス:価格)
市場で販売するうえでの価格です。価格を設定することで必然的に決定されてしまうものが、ターゲット層です。価格を決定する過程では、「顧客が購入してくれる価格なのか」「製品価値との整合性はあるか」「適正な利益を得られる価格であるか」ということの慎重な検討が不可欠となります。

そして、価格によって定まったターゲット層に確実に製品を届けるためには、「どのような形で製品を市場に流通させるのか」ということが鍵を握ります。

Place(プレイス:流通)
製品を市場に流通させるための流通経路や販売する場所が含まれます。実存店舗であれば、自社店舗・コンビニ・百貨店など形態は多岐にわたりますし、立地や店舗数も勘案する必要があります。また、近年規模が拡大しているネット通販のように、受注から販売までをインターネット上で完結させる方法も存在します。 いずれにせよ、「ターゲット層に確実に製品を届けることができる流通形態になっているのか」という観点でその妥当性を検証する必要があります。

また、どのような経路で販売するかということは、その製品のイメージ戦略にもつながります。コンビニでいつでも購入できる商品と、百貨店でしか取り扱いがない商品では、同じ商品であったとしても、その製品に対して顧客がもつイメージは大きく異なるでしょう。

Promotion(プロモーション:販売促進)
    いかに製品を認知してもらうか
ということです。 製品がどれほど優れていても認知されていなければ意味はありませんし、認知してもらったうえで、更に購入してもらえなければ企業に利益は生じません。 代表的な例としては広告やCMがありますが、この他にイベントの実施やメルマガの送付などもプロモーションのひとつの手法となります。

プロモーションに関しても「情報を確実にターゲット層に届ける」という観点から、発信メディアや市場に流す情報、そしてプロモーションにかける予算を検討する必要があります。

マーケティング担当が直面する4P分析の課題
4Pのうち1つの要素を考えただけで、4P分析を活用できているとはいえないでしょう。Product(プロダクト:製品)とPrice(プライス:価格)など相互に関連する4Pのうち複数の要素を掛け合うことで、初めて4P分析が効果を発揮するのです。このとき、「製品内容に対して価格は妥当性がある値段か」など各要素間で整合性がとられていることも重要となります。

マーケティングの業務範囲ではプロモーション以外の3つのPに対して施策をうてないケースも多く見受けられます。このように価格や製品仕様の決定が異なる部署で行われており相互の調整がなされない場合、一貫した戦略をとることが難しくなり、4P分析が形骸化する可能性もあります。
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